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飛べない鳥。

IMG_20090111141608.jpg



小さな小鳥が自分は鳥なのに、飛ぶことができないと嘆いて暮らしていた。
僕もみんなと同じように、いろんなところに行きたい。
だけど、僕は飛べないから、どこにも行くことができない。

毎日、泣いてばかりだった。

木の上に巣を作ることさえできない。
だから、友達の鳥たちが飛びまわり、木の枝とかを集めて地上の木の間に巣を作ってくれた。
小鳥は「ああ、僕はここで暮らすのかと…」しょんぼりとそれを眺めていた。
かわいそうに思った鳥たちが、
自分たちの餌をいつもその小鳥に分けてくれたから、
小鳥は食べ物には困らず暮らす事ができた。

だけど、ある日、友達の一匹の鳥が言った。
「ごめんよ、僕、君のことかわいそうだと思っていた。
だけど、やめるよ。
君は君の出来ることをするべきさ。」

小鳥は急に不安になってしまった。
だって、今まで、他の鳥たちに助けられ生きてきたから。

「だけどね、困ったことがあったら、いつでも言ってくるんだよ。
僕ら友達なんだから。」

コクリと小鳥は頷いた。

そして、思ったんだ。
そうだ、旅に出よう。
僕の羽は傷ついてしまったけど、足があるんだもの。
違う景色だって見られるはずさ。
鳥は歩いて、山をのぼった。
途中、おなかが減ってしまって、座り込んだ。
少し悩んだか、あの鳥にお願いしようと思った。
小鳥が口笛を吹くと、その鳥はすぐにやってきくれて、
餌の取り方を教えてくれた。

土にくちばしを入れて、ミミズをたくさんみつけて、
食べた。
なんだか、いつもより、おいしく思えた。
そして、少し誇らしい気分にさえなれた。

「ありがとう」

鳥にお礼を言って、小鳥は再び、山を登った。

今まで、あまり使わなかった足だから、
とっても、疲れたけど、頑張ってのぼったんだ。

だけど、目の前の崖が邪魔して、どうしても、登れない。
何度も挑戦したけど、うまくいかなかった。

少し悩んだが、小鳥はまた、あの鳥をよんだ。

鳥はやってくると、ロープで小鳥をひっぱってくれた。
だから、小鳥は崖を超えることができた。

また、お礼を言うと、小鳥はまた、山を登り始めた。

そして、とうとう、頂上までやってくる事ができたんだ。
頂上から町を見下ろした。
「うわぁ~」
思わず、小鳥は声を上げた。
そして、また、あの鳥をよんだんだ。

「あまりにきれいだから、一緒にこの景色を見たかったんだ。」
小鳥がそう言うと、鳥はニッコリほほ笑んだ。
「ありがとう。」
山の上は少し肌寒かったけど、二匹寄り添って景色を眺めていると、
ほんのり温かかった。

鳥は小鳥にこう言ったんだ。
「僕らの重い荷物を少しずつ、分け合おう。
そしたら、僕ら平等に生きていけるよ。
この山を登り終えた君はもうかわそうじゃない。
僕ら助け合って生きていけるよ。」

小鳥は少し照れくさくなったけど、
町の景色を見ると、なんだか、誇らしく思えた。

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コメントの投稿

Private :

タイトルを見て、童話の「とべないホタル」を連想しました。
だから、このタイトルは、すごく衝撃的でした。
中身はヒロヒロさんらしいあったかい内容だったので、ホッとしました。
って、ちっとも感想になってなくて、ごめんなさい。

>コメントありがとうです

*ぴーさんへ*

ヒロヒロは「飛べないホタル」っていう、童話をしらないですv-388
だけど、ネットで調べたらいじめ問題とかのために作られたお話らしいですね。
内容はわかんないけど(汗)

いえいえ、読んでいただけてうれしいですv-344このお話は少し前に描いたお話なんですけどね。
人より劣る部分があっても、それでも、前に進めたらいいなっていちを前向きなお話です♪
          by ヒロヒロ
  • 2009-01-12(14:53)
  • ぴーさんへ URL
  • 編集

またまたヒロヒロさんらしい、心温まる素敵なお話しですね^^
今回のお話で一番好きだったところは、「同情を受けないで、自分の力で歩いていこう!」というその姿勢。
それでいて、どうしても辛い時にはちゃんと助けがいてくれるという救い。
この2つのバランスが、まさに人生の縮図のようで、本当に素晴らしいと思いました!
私も、一人一人に宿る強い力を信じています。
だから、こうして自分の力で人生を切り開いていこうすとする思いには心から共感します!!!

>コメントありがとうです

*Megiさんへ*

ありがとうございますv-344
自分でガンバる部分と人の助けをうける部分のバランスって案外難しいですよね…v-388
でも、頼り切ってしまえば成長できない。
でも、一人で頑張るっていうのは孤独で、つらいからどこか助け合う部分が必要だなって思ったりします。
って、そのバランスが難しいですけどね…(汗)
ヒロヒロも前向きに、努力していければよいな~って思います。ではでは。
             by ヒロヒロ


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