スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


太陽君は、あまぐもちゃんのことがあまり好きではありませんでした。
だって、あまぐもちゃんは太陽君の邪魔ばかりするんだもの。

今日も、突然やってきたかと思うとあまぐもちゃんは、太陽君を隠してしまい、
ザァーザァーと雨をふらしました。

「真っ暗だなぁ~。」

太陽君は、真っ黒な雲に包まれ、ご機嫌斜めです。

雨雲ちゃんは困ってしまいました。
だって、雨を降らすのは、自分の仕事なのだもの。

空の下の人たちが口々に
「雨だぁ~。」
と、見上げた顔はとっても嫌な顔をしています。

だけど、木々や花や植物たちは空をみあげ
「ありがとう。」
とほほ笑むのです。
だから、あまぐもちゃんも、自分のお仕事に誇りをもっていました。

う~ん、でも、いつも、太陽君のご機嫌が悪いのは、
とってもとっても、あまぐもちゃんは悲しく思っていたので、
太陽君にある提案をしてみました。

「ねえねえ、私はあなたの邪魔をしないで、
雨を降らしてみようと思うんだけど。」

不思議な顔をして太陽君は
「ぼくが、ここにいていいってこと。」
と、たずねました。
「うん、そうだよ。」
雨雲ちゃんが、そう言ったので、
太陽君はうれしそうに真っ赤かになって笑いました。

「ほら、雨を降らすよ。」

雨雲ちゃんの合図で、
地面めがけて、雲から雨がおちてゆきます。

「うわぁ~っ。」

あまりの勢いと、一生懸命な顔をして雨をふらす雨雲ちゃんにビックリして
太陽君は声をあげました。
だけど…。
空の下の人たちは、それをみてガッカリ顔です。
太陽君もなんだか悲しい気持ちになりました。

だけど、あまぐもちゃんは嫌な顔せず、必至で雨をふらしています。

空の下の草木や花が、根にそれを吸い込み、
憂いだ顔をみて、あまぐもちゃんはニッコリ微笑んでいます。
太陽君はなんだかうれしい気持ちになりました。

太陽君はグングンと光を発しました。
雨雲ちゃんもザァーザァーと雨を降らしました。

すると…
空の下から大きな歓声が起こったのです。

「うわぁ~っ。」
「きれいだね。」「きれいだね。」

人々は口々にいい、笑顔をあげました。

太陽君とあまぐもちゃんは顔を見合せました。
だって、
目の前にはみたこともない大きな七色の橋がかかっていたのだもの。
とっても、とっても、きれいな橋です。

「君の水滴に、僕の光が反射したんだね。」
目をまん丸にした太陽君がいうと、

「あれは、ひとりでは作れないものだね。」
と、雨雲ちゃんは笑いました。

それから、
ふたりはとっても仲良しになりました。

たまに、ケンカもしちゃったりするんだけどね。
そんな時には、ふたりで七色の橋をたてるんです。
すると、不思議と仲直り。
空にかかるあの七色の橋は、太陽君と雨雲ちゃんの仲直りのしるしなんですよ。

» Next...
スポンサーサイト

ホーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。